10月14日、決算特別委員会の2日目。区民生活費と資源環境費の審査です。墨田区議会自由民主党の各委員の質疑の概要です。

■稲葉かずひろ 委員

【環境浄化活動推進事業費(客引き行為等防止対策)】
・錦糸町の悪質な客引きとぼったくり被害
客引きと呼び込みの違い、令和7年度の対策を確認。パトロールに加え、警察OBの対策員と委託の指導員が23時まで指導・警告していることを確認。被害が深夜・明け方に多いとの声を受け、対策の時間帯の拡大を提起。区から、今年9月に警備員を2名増員し試験的に牡丹橋付近までエリアを拡大したこと、深夜・早朝の対策は効果検証と費用対効果を踏まえて「判断していきたい」との答弁を確認。犯罪の件数・時間帯の分析を要望。
【地域集会所管理運営費】
・利用者登録もオンラインに
電子錠付きの予約システムを導入した施設でも、利用者登録だけはまちづくり公社の窓口に出向く必要がある実態を指摘し、オンライン登録を要望。区は導入施設がもう少し増えた段階で「検討させていただければ」と答弁。当面は区役所でも登録できるようにするよう要望。
・利用料は地域コミュニティの拠点という目的に即して
利用料の見直しの状況を確認。受益者負担率との乖離を理由にせず、利用しやすい料金への見直しを要望。区は地域力育成・支援計画の改定の中で議論するとし、引下げは「今鋭意検討をしているところ」と答弁。
【大江戸すみだ職人展開催経費】
・所管をまたいだ協力と後継者の育成
令和7年度の来場者数(1,735人)と事業の成果、産業振興課の事業との違いを確認。所管をまたいだ協力と、職人を目指す人が出てくるようなPRを要望。
【外国人学校児童生徒(義務教育相当)保護者補助費】
・制度の目的と所得制限
補助の目的・対象校・人数を確認。約40年変わっていない制度について、所得制限の検討と、教育機会の均等を軸にしたあり方の検討を要望。区から、課題意識は持っており、他区の状況等を見ながら今後のあり方を考えていく必要があるとの答弁を確認。
【地球温暖化対策助成事業費(生ごみ処理機)】
・公共施設などへのコンポストの設置
購入助成の効果を確認し、自宅に置かない人も使えるよう公共施設などへの設置を提起。区内大学との連携事業の中で実証的な設置に向けた調整を進めており、企画経営室と連携して取り組むとの答弁を確認。

■小林しょう 委員

【海外諸都市との交流推進経費】
・西大門区とのサッカー交流の負担軽減
会派の大門議員の指摘を受けて国際交流の助成金が令和7年度から増額されたことを確認。猛暑の中の熱中症対策や航空運賃の値上がりで、運営団体の負担が続いているとの声を伝え、負担の実態の把握を求めた。区は協会の実情などをヒアリングしながら「検討させていただく」と答弁。さらなる支援のあり方の検討を要望。
【総合体育館PFI事業費】
・次期事業に向けた検証と浴場組合の要望
今年度から事業後評価と建物・設備の劣化診断を行っていることを確認。20年間の事業期間が終わる節目に、浴場組合などから寄せられた要望を、次期事業の運営条件・サービス内容を検討する際の課題に位置付けるよう要望。区は区民や他の団体の意見も視野に入れ、次期事業を「構築してまいりたい」と答弁。

■加藤ひろき 委員

【地域担当員制度経費】
・どの地域でも顔の見える関係を
地域担当員の活動実績の把握方法を確認。意見や要望がない場合は報告を受けていない実態を受け、関係づくりの状況や成功事例の集約を要望。区は担当員の負担との兼ね合いも考えながら集約を「させていただければ」と答弁。
【路上喫煙等防止対策事業費(公衆喫煙所)】
・民間への助成に加え、区も設置場所の確保を
公衆喫煙所設置等助成は令和7年度まで実績がなく、今年度、両国で初めての申請があったことを確認。行政としても設置できる場所の確保を要望。区は関係部署と調整して適地を見つけ、区設置の喫煙所もできるよう努力すると答弁。
【すみだまつり・こどもまつり経費】
・出展団体の負担軽減と親善大使の活躍の場
PRブースの出展料について、区の運営補助を厚くするよう提起。区は来年度予算編成の中で適切な補助金支出のあり方を「具体的に検討を進めてまいりたい」と答弁。歴代の親善大使がOB会などで活躍できる仕組みづくりも要望し、区は「少し考えさせていただきたい」と答弁。
【リバーサイドホール費】
・改修後の使いやすさとMICE需要の取り込み
改修の内容を確認。来年10月中旬ごろの再開に向け、音響設備や両側の移動式の壁(スライディングウォール)を更新する予定との答弁を確認。リニューアル後のMICE需要の取り込みと、稼働率向上に向けたPRを要望。
【本庁舎等の再生可能エネルギー由来電力】
・導入効果と区施設全体への拡大
昨年6月の本会議で提案した再エネ由来電力への切替えについて、今年度から導入した施設で電気料金の削減効果が出ていることを確認。区から、第三次すみだ環境の共創プランの重点プロジェクトに位置付け、原則として全公共施設で切り替えることを目標に進めるとの答弁を確認。
【地球温暖化対策助成事業費(EV充電設備)】
・充電設備の設置場所
これまで提案してきたEV充電設備について、生涯学習センターへの設置の可能性を地域力支援部と協議し検討しているとの答弁を確認。実際の設置に向けた尽力を要望。

■福田はるみ 委員

【新しい窓口サービス実行計画事務費】
・区役所1・2階のリニューアルと窓口の改善
庁舎1階のリニューアルと合わせ、区民部の窓口も明るい雰囲気になるよう提起。区は明るく開放的な雰囲気を目指すとし、この10月から証明書発行の窓口受付の委託を始めたと答弁。
・書かない窓口で待ち時間の短縮を
1月から始まる窓口DXサービス(書かない窓口)で区民サービスがどう向上するかを確認。区は申請書の記入の負担をなくし、手続き全体の待ち時間を短くしたいと答弁。全庁を挙げて区役所の印象を良くし、「待たない・待たせない」窓口を目指すよう要望。